ベタベタと、服も貼り付く、梅雨の夜。

ナチスを売った男

今日は曇り、直ぐに雨。


昨日、恐ろしい本をネットで発見して、内容を調べていたら、怒りと恐怖の、一日となってしまった!
その本とは、007の「ジェームズ・ボンド」シリーズの生みの親でも有る、元イギリス諜報部員クリストファー・クライトン氏が書いた本で有る。


内容は、ナチス滅亡の末期に、イギリスのチャーチル首相から命令を受け、その命令を実行して、成功した話なのだけど、その作戦名が「ジェームズ・ボンド作戦」で、ジェームズ・ボンドとは、鳥類学の本『西インド諸島の鳥類のフィールドガイド』の著者の名前だそうです。
作戦の内容は、ナチスが侵略によって奪い取って、隠した金銀財宝を全部回収する為に、総統秘書長、副総統、ナチ党官房長のマルチン・ボルマンを、極秘で拉致して、金塊の場所を聞いて回収する作戦だそうですが、作戦は見事に成功して、自由世界の金融や、経済を支配して、第三帝国亡命政府を樹立する計画を阻止したそうです。
マルチン・ボルマンは、不在の裁判で、死刑の判決が出ていて、全国に指名手配となっていたので、イギリス政府は何度も整形手術をして、最後はアルゼンチンに移し、そこで、長い闘病生活をして、亡くなってしまったそうです。


私が驚いたのは、次の話でした。
民主主義とは「最大多数の最大幸福」を基礎に、10人中、6人が助かるなら、4人は犠牲になる、考え方なのですが、余りにも無残な結果だったので、強烈な印象となりました。

それは、日本海軍「真珠湾奇襲攻撃」の話です。
イギリスのチャーチル首相と、アメリカのルーズベルト大統領は、前からこの作戦を知っていて、チャーチル首相は、この作戦が成功すれば、アメリカが参戦して、戦局が良くなると考えました。
ルーズベルト大統領は、米国国民80%の戦争反対をひっくり返し、アジアとヨ−ロッパに進攻できると、考えていました。
そんな時に、事件が発生するのです!
オランダの潜水艦『K−17』号が、真珠湾に向かう日本海軍を発見して、英海軍極東司令部に連絡をしたのです!
その連絡を聞いた、チャーチル首相は、ルーズベルト大統領に報告をしたのですが、二人は、日本海軍に、真珠湾奇襲攻撃の成功を、願っていたので、命令どうりに報告をした、見方のオランダの潜水艦『K−17』号に、イギリス諜報部員を送り込み、乗員を全員抹殺して、潜水艦ごと破壊して、海の底に沈め、沈んだ場所を、全然違う場所で、発表したのです。
乗員から話が漏れて、この事が公表されれば「黙認して、沢山の犠牲者を出した!」と、大騒ぎになる事を恐れ、海の底に、事実と共に沈めたのです。
有名な「真珠湾奇襲攻撃」の成功には、相手国の応援も有って成功した事になります。
10人中の、4人に選ばれた、オランダの潜水艦『K−17』号と、真珠湾奇襲攻撃の被害者を考えると、複雑な思いが、込み上げてきます。
そして、太平洋戦争を始める時から、大国の罠にはまっていた、日本も.........
ヒトラーが、日本史の有名人で、感心が有った人物とは「平 清盛」だったそうですが「平氏にあらざれば人にあらず」そんな、王国を作りたかったのでしょう!
そして、日本の評価で、我々では何年経過しても出来ない「統一民族で、国を愛する宗教を持っている国」と、崇拝したそうです。
でも、統一民族は、今崩れ去ろうとしています。


最近、本屋で見かけるのが「中国が、日本を統合しようと計画している。」ですが、そんな動きが、有るのでしょうか?


今日の本
クリストファー・クライトン著書「ナチスを売った男」

今日の一苦
お化け出て、対決負ける、ゲ−ムかな。